ギターの弦交換

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ギターの弦交換を素早く正確する方法【マーチン巻】

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意外とギターの弦交換って毎回なんとなくしてたりするよな。

ムスタ
イノ

一定の巻き方でできるようになると弾き心地の安定にも関わってくるから大事だね。

 

人それぞれやり方があるとは思いますが、今回はアコギで有名なマーチン社が推奨している巻き方を紹介していこうと思います。

 

僕もこれを数年前に知ってからずっとこの交換の仕方でやっています。

 

張り具合にばらつきが少なく、毎回同じ様なコンディションで弾くことができるのでとても便利です。

 

交換の手順や気をつけるポイントも踏まえながら、後ほどマーチン巻を紹介していきますのでご参考にしてください。

 

 

用意するもの

弦交換に必要なもの

新しい弦

当たり前ですがお好みの替えの弦を用意しましょう。

 

ちなみに画像の弦は今回使うエリクサーのフォスファーブロンズのカスタムライトゲージです。

関連:Elixir(エリクサー)アコギ弦をおすすめしたい理由(交換時期も解説)

 

ストリングワインダー

 

上のリンクは弦を巻く、ブリッジピンを抜く、弦を切るがひとつでできる優れモノです。

 

一個持っておいて損なしです。

 

クリーニングクロスなど(メンテ用品)

弦を外したら軽くでもお掃除してあげましょう。

 

ホコリや指紋を拭き取ってあげるだけでもギターのコンディションに関わってきます。

 

時期によってはオレンジオイルなどで指板をメンテしてあげるのも良し!

 

関連:【ギター】弦やボディのお手入れ方法とメンテナンス用品

 

 

弦交換の手順

弦を外す

先程のワインダーや手を使って、弦を外していきましょう。

 

この時ワインダーを使うとつい早く回してしまいがちなのですが、思い切りしない方が良いです。

 

イノ

なぜなら、弦には約70キロくらいの張力が掛かっています。

 

それが一気に緩むとギターを作る木材に負荷が掛かると言われています。

 

そんなに急がなくても大丈夫、ワインダーを使えば十分速いからな。

ムスタ

 

ある程度緩めたらニッパーで弦を切りましょう。

ギターの弦交換

 

そしてブリッジピンを抜きます。

ブリッジピンを抜く画像

軽く掃除する

ピンを抜いて、弦を外したらギタークロスなどで拭いてあげましょう。

ギターを掃除する画像

 

ブリッジに弦を留める

さて、本題の弦を張る工程です。

 

弦を貼る前にペグの穴をフレット側に向けておきましょう。

ギターのペグ

あとで分かりますがマーチン巻きをするときは弦をまっすぐに通さないとやりにくいので穴をフレット側に向けておきます。

 

ブリッジに入れるボールエンドの部分を画像のように軽く曲げておくとピンに良い感じに引っ掛かってくれます。

ボールエンド

 

このような感じで斜めに掛かるように差し込みましょう。

ボールエンドの画像
ブリッジピンの画像

非常に分かりづらいのですが、ピンの溝の部分に先程ボールエンドの少し先を曲げた部分が見えるくらいに固定ができていればOKです。

 

これがしっかり留まっていないと弦を巻いている時にピンが浮いたり飛んでいったりして大変なことになります。

 

弦を巻く(マーチン巻)

本題のマーチン巻の作業。

 

弦を巻くために弦の余分を図っていくと思うのですが、マーチン巻きでは下の画像のように、、

マーチン巻の画像

 

6弦から巻いていきますので向かって左一番下のペグに弦を通したら、画像のようにペグとは反対端の1フレット辺りに指を入れて弦をたまわせます。

 

そこからは動画をご覧ください。

ポイント

・弦をたまわせた側に弦の先を回して、弦の下を通す。

・そのままペグ側に持っていき締めて、手前に弦を折り曲げてロックします。

・ロックしたら両方の弦を引っ張ってなるべく緩まないように締めましょう。

 

弦交換の画像

そして、弦を軽く押さえながら下に下になるように巻いてあげましょう。

 

ペグに巻いた弦の画像

 

こんな感じで2周くらい巻けていればベストの巻具合と言われています。

 

この巻数が多くなるほど弦のテンションが高くなり、弦が抑えづらくなります。

 

イノ

その点、このマーチン巻きは一定のたわみ具合を図って毎回似たような張り具合にできるので弾き心地に差が出にくいのが良いところ。

 

目分量で図るとその時々で長かったり、短かったりするので巻き具合が変わってしまうことも多々あります。

 

1弦側の動画も撮ってみました。

 

こちらもペグとは逆の1フレット側でたわませて、外から内へ回し、下を通して締めてあげます。

 

弦を軽くのばす

 

すべての弦を張り終えたら、チョーキングしたり、弦を軽く引っ張ってあげてギターに弦を馴染ませてあげましょう。

 

張りたての弦は軽く伸ばしてあげないとチューニングが安定しませんので、先に強制的に伸ばしておいてあげるとすぐにチューニングが安定します。

 

 

まとめ:弦交換は作業、素早く正確に

イノ

ギターの弦交換はやり方は違えど、ギターをする人ならできて当たり前の作業です。

 

そして、ギターは弾くためにあるので弦交換に時間を取られるのはあんまりよろしくないと僕は思っています。

 

ただ、ここを怠ってしまうとギターの弾き心地や音色にも影響が出てきてしまうので適当ではいけません。

 

なので自分なりの素早く、正確に行える弦交換ルーティンを見つけてあげることが大切だと思っています。

 

僕は交換する際はできるだけギターを磨いてあげたり、時には指板にオイルを塗って保湿してあげたり、大事なギターと戯れる時間なので割と楽しいのですが、もちろん面倒と思う方も沢山います。

 

今回紹介したマーチン巻きは長さを図ったりする時間がかからず、慣れれば10分くらいで終わるので弦交換が面倒な方には本当におすすめです。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

ではまた!

 

イノ

 

参考にしたマーチン巻の動画リンク

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