音痴

Music Goods(楽器周辺) 全て

録音した歌がスピーカーで聞くと下手に聞こえる理由

※アフィリエイト広告を利用しています。

スポンサーリンク

イノ

「歌が上手くなるには録音した自分の歌を聞いてみると音を外している箇所が分かって良い」なんて聞いたことはないでしょうか?

 

でも、それをしていて気づいたことがあります。

 

イノ

イヤホンで聞く歌声とスピーカーで聞く歌声、全然違う!

 

イヤホンで聞くとまあ普通

 

でも、スピーカーで聞くと

 

「ああああああああ!、めっちゃ音外してるぅ!!」

ってよくイノは悶絶しているよな。

ムスタ
イノ

良いと思ったものが、悪くなっていると絶望するよね。

 

となることが多々ありました。

 

そんな方のために、

 

この記事を読むと分かること

・スピーカーとイヤホンで音程に違いが生まれる原因

・人間の音が聞こえる仕組み

・それに対する解決策

  

それぞれ記録していこうと思いますので、歌の練習の参考にしてみてください。

 

 

その原因録音の環境かも?:初心者でも良い音で弾き語りを録音できる環境とおすすめの機材【DTM】

関連:弾き語りの録音とマイキングのコツ【綺麗な音の撮り方】

 

 

原因の1つは音量

イヤホン

イヤホンで聞く時は自分の心地よく聞こえる大きめの音量で聞いて、スピーカーで聞く時は周りの事に配慮して、比較的小さめの音で聞く事、多くないかい?

ムスタ

 

人間の耳は大きな音(音圧が高い)であるほど、迫力を感じ、上手く聞こえるように出来ています。

 

イノ

大きい音だと脳がピッチを合っている方に意識するようになっているらしい。。。

 

スマホのスピーカー等で聞く際に抑えめの音量で聞くと耳を澄まして聞くので、ピッチのズレなどに意識がいくようになり、イヤホンで聞くより下手に聞こえるのです。

 

その前にピッチって何?というところ。

 

 

ピッチとは?

ピッチ(音高)とは音の高い低いのことです。

 

簡単に言うと「音程」。

 

イノ

しかし、人間の声はピアノみたいに的確な音程を取る事が難しいように出来ています。

 

 

よく言われるのが

 

人間の声=アナログな音

 

ピアノ=デジタルな音

 

 

ピアノのピッチは調律が正確であれば、ド・ド#・レ・レ#といった風にしっかりと音が決まって出せますよね。

 

仮にドの音を1、ド#を2、レを3の音として、1から3の音を飛んで出そうとしても当たり前ですがピアノは的確な音程を出してくれます。

 

 

しかし、人間の声はこんなに精密ではありません。

 

 

単純にド・レと出そうとしても多くの人が1の音から3の音へ綺麗に行かず、1→2.5?の様な音→3の音と1でも2でも3でもない音を生み出してしまえるのが人間の声なのです。

 

よく聞くのが「しゃくり」がそうです。

 

 

カラオケの採点とかでも見る「しゃくり」、文字では伝わりづらいですが、

 

「う→↑あ」、と直線的に音が飛ばず、ずり上げるように音程を上げたり、下げたりする技法のことです。

 

高い音を出そうとしても、急に音程を取るのが難しく、この「しゃくり」を使って知らずしらず徐々に音程をキープしているつもりになっていると、、、

 

イノ

そして、スピーカーで聞いた時に徐々に音程を上げている部分が下手に聞こえるという事です。

 

 

もともと外しているのもありますが、この「しゃくり」も一つの要因だと思ってください。

 

テクニックとして「しゃくり」を利用するのは良いのですか、使いすぎるのは音痴に聞こえてしまいます。

 

ポイント

ピアノの音(ピアノアプリなど)に合わせて、マとかアの言葉で「ドミソ」「ドラド」とか飛び飛びの音を復唱すると効果的です。

 

中途半端な音程を取らないようにはっきりとキレの良いようにキレイな発声を練習する方が大切です。

 

 

声が聞こえる仕組みは2種類の音から

歌を歌う

 

人間が感じる声には2種類の音から成り立っています。

 

骨導音(こつどうおん)

声を出した時の振動で体の骨が震えて感じる音。

気導音(きどうおん)

口から出た音(振動)が空気を伝って耳に入る音。

  

イノ

日常生活ではこの2種類がミックスされて、声や歌が認識されるようになっています。

 

 

さあ、これからが本題。

 

なるべく、音を外さないように歌を録音するためにはどうすれば良いのか。

 

 

録音する時に気を付けること

しゃくり過ぎず、音程をしっかり取る練習するのは分かった、他に要因はあるのかい?

ムスタ
イノ

あるよ!

皆さんは歌を録音する時にイヤホンやヘッドホンを「両耳」にがっちり付けて録音していないでしょうか?

 

これだと先程書いた、気導音が聞こえにくくなってしまい、骨導音寄りの音程が取れている歌声に自然となってしまうのです。

 

更に耳が完全に塞がれていると声量のバランスや声のニュアンスが実際聞く音(イヤホンやヘッドホンをしていない音)と掛け離れたように歌ってしまう事があります。

 

2種類の音が重なって、自然な音程に聞こえている僕たちの耳に、急に骨導音のみでピッチの合っている歌を聞かせたら、そりゃ外しているように聞こえますよね。

 

ようにというか、外しているのです。

 

テンポを合わせるためにどうしても伴奏やクリック音を聞かないといけないと思うので

 

音を外さないためのポイント

・イヤホンを片耳だけ付ける。

・ヘッドホンを片耳だけ、または少しずらして付ける。

 

簡単な事ですが、これをするだけで自分の耳にも気導音が入ってくるようになり、本来の音程が取りやすくなります。

 

 

イノ

アーティストのレコーディング風景などを見ていると、モニターヘッドホンの片耳に当ててレコーディングしていたり、耳の半分だけにずらして付けている方とか見たことないでしょうか?

あれはこのために行っていて、実はカッコつけてやっているの訳ではないんだ!

ムスタ

 

音程を取る練習は難しいけど、イヤホンやヘッドホンの付け方で音程の取りやすさが全く違うので、皆様も試してみてくださいね。

 

 

曲をよく聞き、自分の声を色んな角度で聞き、よく歌う

イノ

結局、音程をキレイに取るには歌いたい曲をよく聞いて、何回も録音して、良いところを増やしていくしかないんだよね。

悪いところばかり聞き過ぎるとそこが耳に残って、更に音痴になることもあるぞ!

何回もチャレンジして良いと思ったところを沢山気付いてあげられる事が重要だ!

ムスタ

 

あと、ゆっくり歌って1音1音確認しながら練習してみるのもおすすめです。

 

テンポの早い曲とかだと細かい音を見逃しがちなので気付かない内に音程を外しまくります、、、

 

 

参考になれば幸いです。

 

 

ではまた!

 

イノ

 

関連:初めての宅録・レコーディング環境を手頃な価格で作ろう

関連:マイキングのコツを抑えて綺麗な音で録音しよう

手軽に使えるiPhone用のコンデンサーマイクの記事の記事

この記事をSNSでシェア!

スポンサーリンク

-Music Goods(楽器周辺), 全て