今回、練習している「スタンドバイミー」は全体的に聞こえてくるベースのリズム感が特徴的ですよね。
あの特徴的なリズム感を完璧に出しながら弾き語るのはかなりの練習が必要ですが、ある程度の雰囲気を持たせながら弾き語る事は難しくありません。
まずは完成形の音源を聴いてみましょう。
(その2)コードを抑えながらアルペジオの練習したい方はこちら
イントロからサビまでは「歯切れ良く」を意識しよう
1番の通し音源
ポイント
「When the night〜Just as long as you stand,stand by me」まで音を右手で切りながら弾いています。BPM 120で原曲に近いテンポ。
こうやって歯切れ良くするだけでスタンドバイミーの雰囲気に一気に近づきますよね。
ポイント
Aコードは5、3、2弦
F#m7は6、4、3弦
Dコードは4、3、2弦
Eコードは6、4、3弦を同時に親人中指で弾いています。
動画
リズム良く音を止めるのは慣れるまで難しいとは思いますが、右手で弾いたすぐに同じ指で同じ弦に添える事を意識して音を止めましょう。
サビはアルペジオで綺麗に決めよう
ポイント
「So darling,darling」部分のAコードは音を伸ばして、「Stand by me」に入ったらその2までに練習してきたアルペジオを弾きましょう。
Aコード×2回→F#m7コード×2回→Dコード×1回→Eコード×1回→Aコード×2回という流れでサビはできています。
イントロ、Aメロは歯切れを良くした緊張感を持たせる感じ。
サビはより感情を込めてアルペジオで伸びやかに弾いてみましょう。
間奏はアルペジオでもコードストロークでも好きな方でOK
間奏は今までやったアルペジオをずっと弾いても良いし、ストロークでジャカジャカ弾いても盛り上がって良いと思います。
ストロークの場合は最後のサビもストロークで通してあげると盛り上がったままで決まるので締まりが良いですね。
ストロークからアルペジオに戻るとストンとテンションが落ち着いてしまうので弾き語りだとせっかく盛り上げたものが一気に下がってしまいます。
参考の音源
自分が弾いたものですが、どんどん盛り上げていく1つのパターンとしてこんな感じで流れを作っていくとカッコよく決まると思います。
補足:アルペジオで弾かない弦は抑えなくても良い?
最後にたまに聞く疑問で
「アルペジオで弾かない部分があるのに抑える意味があるんですか?」
というものがあります。
結論を言うと
抑えておいた方が良い。
ということになります。
ポイント
もしアルペジオで弾く弦を間違ったとしても、曲に合っているコードをちゃんと抑えていれば違和感はないからです。
例えばスタンドバイミーのサビのEコードは6、3、2、1弦しか弾かないので5、4弦を抑えている指は無駄に見えます。
だとしたら、抑えるのは3弦1フレットだけで良いのでは?と効率的な方は思うかもしれません。
ではもし、Eコードを弾く時に間違ってDコードと同じように4、3、2、1弦を弾いてしまったとしましょう。
まずはEコードをちゃんと抑えている場合
音源に合わせて、サビを歌ってみましょう。
6弦ではなく4弦を弾いてしまっていますが、別に違和感ないですよね。
続いて3弦1フレットしか抑えてない場合
歌えなくはないけど、Eコードの所で、「ん?ん?ん?」って感じになりますよね。
ミスしなきゃ良いやん、って言われたらそれまでなんですが。
不意にミスったり、ストローク弾きに切り替えたりした時に合ったコードを抑えていないと聞く人にも違和感が生まれてしまう場合があるのでなるべく曲に準じたコードで練習するようにしましょう。
最後に:このアルペジオは基本の基本、色んなパターンで遊んでみよう!
ひとまず、初めてのアルペジオ練習は一旦終了となりますが、アルペジオの使い方は無限大です!
サビでも楽しい感じで跳ねる弾き方をしたり
ストロークと組み合わせて煌びやかさを強調してみたり
アルペジオは曲に色んな表情を与えてくれる、弾き語りでは非常に大事なものです。
少しずつでも良いので、今回練習した指使いやパターンを基本として自分なりのアルペジオの使い方を発展させていくのも楽しいのではないでしょうか。
微力ながら参考になれば嬉しいです。
ではまた!
イノ