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Guitar(ギターの弾き方やメンテナンス) 全て

アコースティックギター(アコギ)の扱いで注意すること、やってはいけないこと:5選

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イノ

ギターは丈夫そうに見えて、実はとても繊細な代物なんだ。

基本的には木材で出来ている物が多いから環境の変化や扱いには敏感だな。

ムスタ

 

皆様の大事なギター、普段からメンテや保管方法など気を付けている事はあるでしょうか?

 

今回はギター好きの僕が普段からギターの扱いで気を付けていることを5つにまとめて紹介していこうと思います。

 

 

弦を緩める時、ペグを素早く回してしまう

弦の交換はギターを弾く人間にとって必要なことだし、出来れば手短に済ませてしまいたい物です。

 

だから、ストリングスワインダーを使って、素早くペグを回して交換する方も多いと思います。

 

ストリングスワインダーを使うと断然早く回せるので、それゆえに学生が自転車のペダルを全力で漕ぐように一回転目から

 

「うおぉりゃーーーーーーー!!!!!!!!」

 

と、これは気合いの入れすぎですが、かなり早めに回す人がいます。

 

 

実は思い切り早く回し過ぎるとギターにはよくありません。

 

ギターの弦は張力がおよそ70キロくらい掛かっていると言われていて、常に成人男性が1人ぶら下がっている負荷が掛かっているんだ。

ムスタ

 

ギターはその張力を考慮して作られてはいるのですが、ネックやボディに常にその負荷が掛かっていたところ、一気に軽くなったらどうでしょう?

 

木材は生きていますが、人間みたいに強制ギブスで負荷を何日も掛けて、外したらムキムキになっているなんてことは残念ながらありません。

 

 

毎回そういった負荷が掛かっているとネックが反る原因になったり、最悪ボディの破損にも繋がります。

 

弦を緩める始めるとき、最初はゆっくり回し始めるようにしましょう。

 

ワインダーを使えば、それでも手で摘んで回すより断然早いです、ゆとりを持って弦交換しましょう。

 

 

弦を締める時もまた然り。

 

新しい弦を張る時も一気に巻くのではなく、ゆっくり回すようにしましょう。

 

あなたの大事なギター、丁寧に交換してあげましょう。

 

ネック調整の仕方の記事はこちら

 

 

長期にケース保管する時に弦を緩め過ぎる

「ギターを弾かない時は弦を緩めておきましょう。」

 

イノ

ネットや教則本とかを見るとよくこんなことが書かれてるよね。

 

これは決して間違いではないですし、長期間弾かない時は緩めるのは大事です。

 

ポイント

緩めるのは各弦ほんの1・2周ずつペグを回せば大丈夫。

 

確かに70キロもの張力が弾かないのに掛かり続けているのはギターにはよくありません。

 

 

ただ、結構な人がダルダルになるまで弦を緩めている人がいます。

 

1つ目のお題でも書きましたが、ギターは張力が掛かる前提で設計がされています。

 

逆にある程度張力が掛かっていないとネックの逆反りの原因になってしまいます。

 

だから緩めるバランスが大事、1・2周だけ緩めると逆反り、順反りのバランスが取れてギターへの負荷が少なくなります。

 

 

 

ギターをそのまま地べたに置く、立てかける。

これはギタースタンドを買わない人にありがちな事です。

 

ケースにしまうのが面倒で弾いた後にそのまま壁に立てかけたり、床においたりする人がいます。

 

少しの間なら良いと思いますが、立てかけるとその方向に負荷が掛かってしまい、ネックの反りに繋がってしまいます。

 

イノ

僕も始めたての頃は地べたに置いたままにしたこともあって、誤って踏んでしまってヒヤッとしたことがあるよ!

気をつけて!!

 

 

ギターを部屋に立てかける時はギタースタンドを使いましょう。

 

もしくはDIY無しで簡単にギターを壁掛けするための方法もありますので参考にしてみてください。

 

 

ギタースタンドの良いところはすぐ弾くことが出来て、すぐに戻せることです。

 

ケースに戻して、また出してという工程は非常に面倒くさいし、ギターを弾く前からモチベーションが下がってしまいがちです。

 

すぐに弾けてすぐに戻せる、ギタースタンドはギタリストの必須アイテムです、必ず手に入れましょう。

 

 

保管ギターを全く弾かない

高級なギターを持っている方とかに多く、触ったら傷が付くし、汚れたりしたら嫌だと言う方がいます。

 

コレクターの方ならいたしかたないと思うのですが、実は

 

実はギターにとって最高のメンテナンスは弾いてあげる事!

ムスタ

 

弾き続ける事で弦の微妙な張力や振動によってギターのコンディションが常に動ける状態になって、音の鳴りが良くなったりします。

 

イノ

人間だって急に思い切り走れ!って言われても、「最近走ってないから無理っすよ、、」ってなるよね。

 

 

さらに触る事でいつもと音が違う?とか、指板が乾燥しているな、とか、ネックがちょっと反って来てるかな?調整しよう、などと違和感や問題に気付く可能性が上がります。

 

いくら大事に保管しているといってもギターの状態は日々変化しているから、いつどうなるか予測できません。

 

保管して状態がどんどん悪くなっているにも関わらず、気付かない内に最悪の場合ギターが使い物にならなくなった、なんて悲しいことはありません。

 

 

ギターは弾いてなんぼ、弾かれるために生まれてきたのだから出来るだけ弾いてあげましょう。

 

 

 

ギターを叩く、スラム奏法

これを聞いて、「え、アーティストでもスラム奏法している人いっぱいいるじゃん!!」って思う方が大半だと思います。

 

これに関しては絶対にやってはいけないという事ではありません。

 

もちろんギターを叩きながら、様々な表現を行う方がたくさんいます。

 

トミー・エマニュエルさんとか押尾コータローさんとか僕も大好きです。

 

イノ

ただ、ギターは元々叩いて弾くようには出来ていないということを念頭に置いて弾けば問題ありません。

 

つまり定期的なメンテナンスが必要になってくるということです。

 

 

ただでさえデリケートな楽器なので叩いたりすると、もちろん木材にも衝撃がいきます。

 

 

例えば、アコギの内側はブレーシングといって弦の張力にギターが耐えられるように添え木が組まれて設置されています。

こんな感じの強度をあげる木がボディの内側に貼られています。

 

スラム奏法などの叩きながら演奏する練習を重ねているとこのブレーシングにも衝撃が行き渡り、最悪の場合⬇︎

 

 

ブレーシングが剥がれかける ➡︎ ギターの耐久力が落ちる ➡︎ ボディのトップ材が弦の張力に耐えれなくなる ➡︎ ギターが爆発する。

 

 

「爆発は大袈裟な、、、笑」

 

と思った方、笑い事ではありません。

 

イノ

僕も実際に爆発は見たことないですが、ブリッジ付近がもっこりと浮きかけて、爆発寸前のギターは見たことあります、、

 

スラム奏法はアコギの世界を広げてくれる素晴らしい奏法ですが、弾いている方々はそれを覚悟して弾いていることを知っておきましょう。

 

 

普通にギターを弾いているよりもメンテナンスが大事になってきます。

 

弾いていて違和感を感じたら、楽器屋さんに持って行ってメンテナンスをしてもらいましょう。

 

 

余談だけど、スラム奏法を始める際は「壊れても良いや」と思えるギターを使って練習するのも念頭に置こう。

ムスタ

 

慣れない内は力も入って、余計にリスクが高くなってしまいますから、高いギターで始めるのはコストが掛かりますので正直オススメはしません。

 

 

最後に:ギターは繊細、大事な人の様に扱おう

ギターは弾かなければ、良い音で鳴ってくれないし、ちょっとした変化に気づいてあげないとすぐに扱いづらくなってしまいます。

 

イノ

旦那さんや奥さん、彼氏彼女とギターも一緒です、ちょっと機嫌を取ってあげることで長くお付き合いすることが出来るのです。

嫁さんの機嫌を取るのは夫婦円満の秘訣、真理だな。

ムスタ

 

大切な相棒を少しでも大事にしたい方は必ず、今日見たことを念頭に置いて、ギターを触ってあげてくださいね。

 

結論、毎日少しでも弾いてあげるのが最高のメンテナンスになるのでジャンジャン弾いてあげましょう!!

 

参考になれば幸いです。

 

 

ではまた次回。

 

イノ

 

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